卓球は腕にどんな影響を与えているか知っていますか?

卓球は腕にどんな影響を与えているか知っていますか?

はじめに

近年ではオリンピックでの活躍やリーグ戦の開始などで卓球人気は益々盛り上がっていますね。老若男女問わずにプレーできることも人気の理由です。

今回は、そんな人気のある卓球による腕や手にどの様な影響があり、どのような症状が出る可能性があるのかとそれに対するケアや博多手肩改善センターでのアプローチの仕方を紹介させていただきます。

卓球による腕への影響の特徴

卓球では、特にラケットを振る動作が腕に大きな影響を与えます。フォアハンドやバックハンド、カットなど様々な打法をする時に手首や前腕、肘の周辺に負担がかかります。

手首の返しやひねりを使い球に回転を加えて打つことで変化球にしたりします。この動きは、日常生活ではあまり使わない動きであることから負担に感じやすい動きとなります。

また、打ち返すときには手首を固定し、肘の巻き込みや肘を固定しての肩の巻き込みでの返球など打つ球の種類によっても負担のかかる箇所は変わってきます。

手首や肘がねじれるような動きは負担が大きく、そこに力を籠めるとさらに負担は大きくなっていきます

出やすい症状は何があるか

上記の影響を受けることで、どのような症状が出てくる可能性があるのか。一番身近な症状としては、手首や肘の腱鞘炎が挙げられます。オーバーユースやケア不足によって引き起こされるケースが非常に多いとされています。

他には、上腕骨外上顆炎(テニス肘)や三角繊維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)、肘部管症候群などは症状が酷い場合には考えられることがあります。

上記の中では、三角繊維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)はスポーツ外傷や転倒などで起きることがあります。

しかし、それ以外の症状ではオーバーユースやケア不足でも発生する可能性があります。日常生活の動作でも影響が出る症状も含まれているので注意が必要です。

おススメのケアは何があるか

大事になってくるのは、運動前の準備と運動後のケアです。運動前は出来るだけ手首や肘、肩などを動かしながら体操をすることで、いきなり運動を開始しないようにする必要があります。

特に、肩から肘にかけては卓球で多く使う体の部位になりますので、重点的にした方が望ましいです。運動後は、ストレッチで疲労した筋肉をほぐしたりアイシングをすることで熱感を取り除くなどのケアをおススメします。

また、入浴することで筋肉の疲労回復を促すことも大事です。ただし、すでに痛めており、痛んでいる部位に熱感がある場合には入浴をしてもあまり温めずにアイシングをして熱感を取り除くことが大事です。

入浴中に手首や肘を回したり、伸ばしようにしてストレッチをすることも有効ですので、ぜひ試してみて下さい。

博多手肩改善センターでの症状へのアプローチ

博多手肩改善センターでは、すでに痛みが出ている場合や痛みそうな状態の判断をするために肘や手首、肩の動きの検査をしていきます。

その際に、気になる部位だけでなく全身を検査していきます。なぜ全体を検査するのか。それは、身体は関節や筋肉ごとに動いているわけではなく、全身が連動して動くように出来ているからです

さらに、お身体の状態を詳しく知るために、問診の中でどの動きで辛さが出るのか、違和感が出るのかなどのお話を聴かせていただきます。

そうすることで、お身体の癖や日常の中で負担がかかってしまっている状態の改善を目指していけるのです。

最後に

今回は、卓球における腕への影響について紹介させていただきました。老若男女問わず楽しむことのできる卓球ですが、準備不足やケア不足でのプレーが習慣化してしまうと上記のような問題が発生することがあります。

酷い場合には日常生活にも影響することがあります。楽しく、健康に卓球を続けていくために一緒に根本改善を目指していきましょう。