指がこわばり開きにくい!?それはばね指かもしれません。

指がこわばり開きにくい!?それはばね指かもしれません。

朝起きると指がこわばり、開きにくい。家事や仕事で手を使うと指が痛い。引っ掛かるという方がばね指のことを知って少しでも不安が減ると嬉しいのでぜひ最後までお付き合いください。

ばね指とは?

ばね指とは、指の腱鞘炎のことです。筋肉と骨を結びつけている組織「腱(けん)」が通るトンネル部分「腱鞘(けんしょう)」で炎症が起き、手のひら側の指の付け根に痛みが生じます。

そのまま放っておくと腱や腱鞘が腫れて腱がうまく動かなくなり、ばねのようなかくかくとした動きが見られるようになります。

ばね指の症状

指の付け根で屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると、“腱鞘炎”になり腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。

朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくありません。 進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、さらに悪化すると指が動かない状態になります。

ばね指になりやすい方、原因

更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じます。手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのも特徴です。糖尿病、リウマチ、透析患者にもよく発生します。

母指(親指)、中指に多く、環指、小指、示指にもよくみられます。指の使いすぎによる負荷のため、動かすたびに摩擦のために炎症が進み、腱鞘が肥厚したり、腱が肥大し、通過障害を起こすために一層症状が悪化します。

ばね指の一般的な治療法

 

局所の安静(シーネ固定も含む)や投薬、腱鞘内ステロイド注射(特にトリアムシノロンは有効)などがあります。注射をすることで、おおむね3ヵ月以上は無症状なことが多いですが、再発することも少なくありません。

また、注射針による腱への損傷や、ステロイドで腱が弱くなることで屈筋腱断裂を起こすため注射の頻度を制限することもあります。

改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)を行います。

手肩改善センターでのばね指のアプローチ

当店では指だけでなく全体的に検査して施術します。なぜならばね指になってしまった原因が指以外にあると考えるからです。

具体的に言うと
✅首が硬い
✅肩周りや背中の筋肉が硬い
✅骨盤が歪んでいる
✅内臓が弱っている
✅体重が左右どちらかに偏っている

こういった様々な要因のせいで神経や血管がねじれて循環が悪くなることで指に負担がかかりばね指になりやすくなっているのです。

例えば、家事や仕事をする時に下向くことが多く、頭が前に落ちてしまい首の骨の頸椎の前弯が弱くなります。腕も内側に巻いてする動きが多いので体全体が内に巻いた形になり、神経や血液、筋肉が詰まった状態になります。

また、骨盤や利き手の影響で左右のバランスを崩すと同じ方向にずっと負担がかかりやすく循環が悪くなり、指が上手く使えないのでばね指になりやすいのです。

この状態で指の保存療法を行っても姿勢は変わらず、利き手も変わらないので負担がかかり、注射や手術をしても繰り返したり、別の指がばね指になったりするのです。

なので当店では、ばね指になった指だけでなく、頭が前に落ちていないか、腕が内側に巻いていないか、指の可動域は正常化か、骨盤は歪んでいないかなど全身を検査し施術することで指の負担を減らしていきます。

手術を行ったのになかなか痛みが無くならない。注射を打ったが繰り返したくないという方は当店の施術を体験してみてください。

終わりに

今回はばね指とは?、ばね指の症状、ばね指になりやすい方・原因、ばね指の一般的な治療法、手肩改善センターのばね指のアプローチについてお話させていただきました。少しでも参考になったら幸いです。

注射を打ったが再発してしまう、手術をしたが痛みが残るという方はぜひ一度当店にご相談ください。お待ちしております。