主にスポーツで酷使や、建設業などの力仕事を行う50代以降の男性や、木を伐採する際の振動が強い器具の使用で、肘や手の負担が生じることで発生します。
あなたの肘の状態はいかがでしょうか?もしかしたら…と気になる方は、こちらのブログで詳しく説明していきますので、ぜひ最後まで読まれてくださいね。
変形性肘関節症とは?
スポーツや重労働によって肘関節を酷使することで、肘の軟骨がすり減り、それが続くことで関節の変形を起こしてしまう疾患です。
さらに関節が変形してしまった状態で、負担をかけ続けると骨がかばって骨棘(こつきょく)と言われるとげが作られてしまい、関節の動きの制限・日常生活でも痛みを伴うこともあります。
変形性肘関節症の症状
はじめの内は安静にしていると特に痛みは少なく、運動中や仕事の作業など、肘関節に負担がかかると痛みを感じます。
関節の変形が進行していくと、日常生活にも支障をきたすようになり、肘関節の動きの制限やロッキング(急に曲げ伸ばしができなくなり固まる状態)を起こすこともあります。
ひどい場合は、神経を圧迫してしまい手のしびれや物をつまむ力が弱くなってしまうこともあります。
変形性肘関節症の原因
先ほどもお伝えしておりますが、肘関節をスポーツや重労働などで酷使することで軟骨がすり減り続け、変形してしまいます。
そのほかには、肘関節の骨折や脱臼の後遺症としても現れることがあります。
変形性肘関節症の診断
レントゲンやMRIなどの画像診断により、軟骨の摩耗や骨棘の形成の有無、遊離骨と言われる骨片があるか?大きさなどを確認し診断していきます。
その他にも神経症状(しびれ)があるかどうか?筋肉の委縮がみられるか?などを確認します。
変形性肘関節症の一般的な治療内容
すり減ってしまった軟骨に関しては、元通りに戻すことはできないので、基本的には保存療法を取る場合がほとんどです。
ですが、骨棘や遊離骨などのせいで、神経症状が強く筋肉の委縮などが見られる場合は、一部で手術療法も選択肢の1つとされます。
・保存療法
三角巾・シーネ、装具固定を用いて、肘関節の負担を減らし安静にしながら、非ステロイド系抗炎症剤を処方します。
症状に応じてステロイド剤を関節内注射することもあります。
温熱療法(超音波など)、電気療法を用いて関節内の炎症を抑えたり、進行予防のために筋力訓練も合わせて行われます。
・手術療法
保存療法に行っているが、日々、肘関節の痛みが増していたり、骨の変形が進行していることでしびれの状態がひどくなったり、日常生活にも支障が出たり場合は手術療法も選択されます。
手術では、神経症状を悪化させてしまっている骨棘・軟骨組織を取り除くような手術を行います。
状態が軽度の場合は、傷んだ軟骨や骨棘を内視鏡で切除します。関節の状態などが悪い場合は、※『人工肘関節置換術』を行います。
入院は早いもので2,3日。骨棘なども取り除く場合は1,2週間の入院が必要です。
※人工肘関節置換術…関節の痛みが出ている原因である、軟骨のすり減った部分や傷んだ骨を切除して、金属やプラスチックで形成された人工関節に置き換える手術のこと。
博多手肩改善センターでの施術方法
博多手肩改善センターでは、変形性肘関節症による、しぶとい肘の痛みに対して痛みの出ている部分ではなく独自の検査・施術で状態を良くしていきます。
一般的な治療方法でも記載しましたが、一度すり減ってしまった軟骨に関しては、元通りに戻すことは難しいのが現状です。
今起こっている痛みの軽減をしていくために施術をしていきますが、痛みが出ている肘関節ばかりを施術するということは行いません。
それはなぜかというと、痛みを出している原因が肘関節だけにあるとは考えていないからです。
例えば、もともと肩関節や手首の可動域が狭かったりすると、それを代償しようとして肘に負担がかかってしまいます。
肘の痛みがいくら取れたからといって、その状態のまま運動・作業を繰り返すと再び肘に対して痛みが出現します。
そのため、まずは肩関節や手首の可動の確認、体全体的にも確認して負担になっているのであればそこから施術を進めていきます。
そうするだけでも今現在かかっている負担が減り痛みの軽減につながります。
根本原因を見つけ出し、施術を行っていくと痛みの減少はもちろんのこと、痛みの再発防止にもなります。
※得られる効果につきましては個人差がございます。
最後に
この記事を読んでいて『変形性肘関節症』と診断されたが、病院では保存療法でなかなか回復の兆しが見えないと悩まれているみなさん。
もしかすると、今治療している部分は本来原因になっている部分ではないかもしれませんよ!
ぜひ一度当店『博多手肩改善センター』にご相談ください。最善の策をお伝えいたします。