手首が痛い!硬い!本当の原因とは!?

手首が痛い!硬い!本当の原因とは!?

手首の中央が痛い、手首が異常に硬い、手首が腫れる。

手首が硬いと言われるけれども、一向に柔くならなかった。そういった肩を多く診ています。

このブログを読むことによって、手首が硬くなる病気キーンベック病について知ることができるのです。

キーンベック病は、整体で改善する可能性があるのか。そうった事も併せてお伝えしていきます。

 

キーンベック病になぜなるのか?

手首は、橈骨・尺骨と手の手根骨から構成されます。手根骨の中には月状骨という骨があります。月状骨の血流が慢性的に低下することで、壊死して扁平骨になり症状が出るのです。

月状骨は手首の中央にあります。手を使った際に、他の骨からの衝撃などが集中しやすい構造にあります。

くり返し衝撃が集まることにより、月状骨を栄養する毛細血管が損傷し、骨に栄養が行かなくなるのでは?とも言われています。

その他に月状骨は、多くの骨に囲まれています。その構造故に血流が元々悪いです。歪みなどの影響を受けると血流が落ちやすくなります。

月状骨を栄養する血管は、橈骨側と尺骨側からが伸びてきます。特に橈骨側の血流が落ちやすいです。

橈骨側には親指を動かす筋肉や肘を曲げる筋肉が集まっています。その筋肉を過度に使うことによって、関節の歪みが生じることがあります。

その結果、橈骨側の血流が低下し月状骨の栄養が行き渡らなくなるのです。

特に手を使うスポーツや仕事の方に多く、利き手側に出やすいです。キーンベック病は、重症度によって4段階あります。

1段階目ではレントゲンなどで異常が見られない場合が多く、血流を改善したりギブス固定で安静にすることによって回復が見込めるのです。

2から4段階目以降になると手術が有効となります。手術では橈骨を短くすることによって血流の回復を図るのです。

その他には、扁平してしまった月状骨を取り除く方法もあるそうです。月状骨を取り除くことによって手首の動きを改善します。

セルフチェック

以下5つの項目のうち2つ以上当てはまる場合、キーンベック病の可能性ありです。

●手の甲の腫れ
●握力低下
●手首の中央の痛み
●手首の動きが著しく悪い
●手首を動かすと痛い

また、手首を手のひら側に曲げたときに手の甲側に硬いしこりが出る場合はガングリオンという別の疾患の可能性があります。

 

当店の考え方

キーンベック病は、冒頭部分で月状骨の血流障害で起こるとお伝えしました。橈骨周囲の骨の動きやズレ歪みを解消することによって血流改善を図ります。

また、橈骨周囲のズレや歪みといった状態になるには実は、少し離れた部分の硬さや歪みが影響しているのです。

最短で橈骨の血流を改善するには、橈骨周囲の血流改善全身の血液循環の両方を良くする必要があります。

どういうことかと言うと、橈骨周囲の血液の血流だけを改善しようと思ってもその手前までの血流が悪いと血流の改善が弱いです。

例えば、水道にホースをつないでいた場合に捻じれていれば水の勢いは確かに落ちますし、捻じれを取れば勢いが増します。

しかしそもそも水道の蛇口を少ししか捻って無ければたいしてホースから水は出てこないのです。
体も同じことが言えます。

体の循環が悪いのは蛇口を捻ってないのと同じです。蛇口を捻ってないとお水は出ないですよね!?

体の循環が悪いと橈骨周囲(月状骨)への血流量はさほど増えないのです。全身の循環と患部の循環を改善することが大切だと考えます。

一般的な治療

一般的には病院での安静(ギブス固定)や手術になります。ステージ1では保存療法と言って、ギブスで固定をしますが改善しない場合は手術をします。

ギブス固定ですが、これ以上悪化しないようにするのが目的です。悪化しないように保ち回復を図る治療法になります。

手首に超音波を当てて局部の血流を上げる方法もありますが、周りの環境が悪いと一時的にしか血流が上がってこないのではないでしょうか。

ステージ2から4では、ほとんどの場合手術を勧められます。橈骨側の骨を短くして血流の改善を図ります。

 

最後に

キーンベック病は、月状骨への血流障害で発症するとお伝えしました。程度によっては手術をすることが近道ではあります。

手術をしても体の状態が悪かったり、手首周囲のバランスが悪いと違う手の症状が出る方がいます。

同じ症状が出なかったとしても腱鞘炎や他の手の疾患を発症しやすいです。まずは体を整えていたほうがお勧めです。

当店では、患者さんに寄り添ってお話を聞いていき局部の検査だけでなくお体全体の検査をしていきます。

局部だけの施術や強いマッサージなど過度な施術を行っていません。体は的を得ていれば軽い刺激でもしっかりと変わります。

過度な強い刺激をすることによって関節の捻じれや筋肉の強張りを起こすからです。

一見関係なさそうな場所も関節の動きなどしっかりと検査をすることによって異常が見つかり、点と点が線になるということは良くあります。

少しでも早く手もよくして体も良くしたい方には当店の施術をお勧めです。ぜひご相談ください。