それは本当に突き指?突き指を甘く見てはいけない理由・・・

それは本当に突き指?突き指を甘く見てはいけない理由・・・

はじめに 

先ず、皆さんは突き指をしたことがありますか? おそらく突き指をしたことがない人のほうが少ないのではないでしょうか? 

突き指は、スポーツなどの運動中や日常生活などにおいても起こりやすく、誰にでもなりやすい可能性がある一般的な怪我です。 

今回はそんな突き指について色々お話していこうかと思います。 

そもそも突き指とは?

突き指とは、指をぶつけたり、圧迫したりすることによって、指の関節や周囲の組織に損傷が生じた状態を指します。

主に、指の先端部分が強くぶつかったり、重い物を持ち上げるときに指が曲がったりすることで起こります。 

突き指の症状 

突き指の症状には、以下のようなものがあります。  

✅痛みや腫れ
✅指を曲げたり伸ばしたりすることができない
✅指がしびれたり感覚が鈍ったりする

このように、初期の段階では、痛みや腫れ、違和感などを生じることがありますが、ほとんどの場合は自然に治癒します。

しかし、突き指が放置され、適切な処置を受けずに過剰な使用を続けた場合、以下のような悪化の可能性があります。

✅指の関節が固定される:突き指によって、指の関節部分の靭帯が損傷を受けた場合、関節が固定され、この状態が長期間続くと、指の可動域の制限、指の形が変形する恐れがあります。

✅指の痛みが慢性化する:適切な処置を受けずに突き指を放置した場合、痛みが長期間続いたり、痛みが慢性化し、日常生活においても支障をきたします。

✅感染症が起こる:突き指によって、皮膚が損傷した場合、細菌感染が起こる可能性があり、感染症が進行すると、熱や膿などの症状が出てきます。

以上のことから、突き指をした場合は、すぐに処置を行い指の可動域を制限するために、必要に応じて固定や包帯を行うことが一般的です。

指の痛みや腫れが長期間続いた場合や、感染症の疑いがある場合は、医師に相談することも検討に入れておきましょう。

突き指の主な原因

突き指は、指をぶつけたり、圧迫したりすることによって、指の関節や周囲の組織に損傷が生じることが原因です。

以下に、突き指の主な原因をいくつか挙げます。 

✅指をぶつけること
:指をドアや机などにぶつけたり、スポーツの際にボールなどの物体にぶつけたりすることが突き指の原因となるケースが多いです。

✅重いものを持ち上げること
:重いものを持ち上げる際に指が曲がったり、負荷がかかったりすることで突き指してしまうケースも見受けられます。 

✅ストレスや負担
:指の使用が多く、繰り返し同じ動作をすることによって、指の組織が疲労し、突き指が発生することもあります。

✅関節炎
関節は、骨と骨がつながっている部分で、関節を取り囲む軟骨や滑液などがあることで、スムーズな動きを可能にしています。しかし、関節に炎症が起こると、関節が腫れたり、痛みが生じたり、動きが制限されたりすることがあります。 

✅骨粗鬆症
:骨粗鬆症は組織の質の低下によって、骨がもろくなる病気です。 高齢者に多く見られますが、若い人でも発症することがあります。

この関節炎や骨粗鬆症が原因で、骨や関節がもろくなり、指をぶつけただけでも関節や周囲の組織にダメージが生じ、突き指が発生するとみられます。 

突き指の一般的な治療法と予防 


突き指は日常生活で誰にでも起こりうる怪我ですが、適切な処置を行い、早期に治療することで後遺症を防ぐことができます。
 

症状の程度によって異なりますが、以下のような方法が一般的に用いられます。

指を安静にして、負荷をかけないようにする 
✅氷や冷却ジェルを当てて、腫れを抑える 
✅指を固定するためのテープや包帯を巻く
痛みが強い場合には、鎮痛剤を服用する 

もし突き指をしてしまった場合は、すぐに指を安静にして、負荷をかけないようにすることが大切です。
また、氷や冷却ジェルを当てて腫れを抑え、痛みが強い場合は鎮痛剤を服用することも検討します。

突き指は、怪我の中でも比較的軽度のものですが、放置しておくと慢性的な痛みや関節の変形などの後遺症を引き起こすことがあります。

そのため、適切な処置を行い、早期に治療することが大切です。また、予防するために、指を保護するためのグローブや手袋を着用する、重いものを持ち上げる際には、力を均等に分散するようにすることで突き指のリスクを減らせます。

運動前には十分にウォーミングアップを行い、筋肉をほぐしておくことも非常に重要です。 

手肩改善センターでの施術法とは? 

手肩改善センターでは、突き指に対して、痛みの出ている指のみを施術するわけではなく、身体全身を検査して全体の歪みを診ていくことから始めていきます。
 
突き指が影響して起こる身体の不具合は、指の曲げ伸ばしができない、腫れや痛みだけではありません。
例えば、手に行く血管や神経は首から始まっていたりするのでその辺りから流れを良くしていくと回復が早まったりします。 

逆に言えば、滞っているところを放置し続けると、治らないどころか別の箇所が固くなったり不具合が起きたりする危険性もあります。 

先程、指の血管や神経は首から始まったりするといいましたが、首から送られてくる血液などの液体が突き指した個所から滞ることで循環が不十分となり、首痛や腕痛、肩こり等の指から首にかけての部位に不調が出てしまう可能性があります。
 

そして、その循環が悪化すると身体に歪みが生じて首や肩、腕以外にも腰や足にも痛みや不調が生じます。
なので、指だけではなく全体を検査したのち、お身体がどのように歪んでいるか調べそれを整える施術を行っていきます。 

歪みを整えると身体全体の血液や神経の循環が本来の流れを取り戻し、身体の回復力、つまり自然治癒力を高めていくことにより、原因の元である突き指に対してもアプローチを行えて痛みや癖も解消されていきます。

終わりに

ここまで説明してきましたがいかがでしたでしょうか?突き指は、日常生活で誰にでも起こりうる怪我です。指をぶつけたり、重いものを持ち上げたりすると、指の関節や周囲の組織に損傷が生じることもあります。

そして原因である指をかばうことでほかの筋肉に負荷がかかり、指以外にも深刻な問題を与え、他の疾患を引き起こしていくのです!

突き指だからと言って甘く見てはいけません!
更にひどくなるその前に一度、手肩改善センターへご相談ください。