日々の仕事、私生活などで何気なく行っている動作。
その何気なく行った動作が知らず知らずのうちに手に悪影響を及ぼしているかも…。
日常生活の動作が手にどのような影響を及ぼすのか、お伝えしていきます!
手の構造を学ぼう!!
手首(橈骨手根関節)は顆状関節と呼ばれています。顆状関節とは、関節の一方の骨の凸面が楕円形で対となる骨の凹面が楕円形になっていて
この二つがお互いにはまり込んで関節となっている状態の事を言います。
この関節は、2軸性を持っているため2軸性を組み合わせることで、限定的ではあるが、円運動を可能にしています。
母指関節は鞍関節と呼ばれています。
鞍関節は、一方の骨の突き出した関節面が、鞍の形(人が馬に乗るときに用いる馬具の一種)をしていて、もう一方がそこにはまり込む形になっている。
この関節も顆状関節同様に2軸性を持っているため組み合わせることで限定的に円運動を可能にしている。
手首の骨は、8個の骨の集まりで構成されている。この狭い範囲で多数の関節が動くことで、手首を様々な方向へ曲げることが可能になっています。
手首に近い列を近位手根骨と呼び、舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨が位置しています。
また、手首から遠い列を遠位手根骨と呼び、大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨が位置しています。
なので、手首だけでもとても複雑な構造になっています。
手の役割
手にはちゃんとした役割があります。人の上肢が足としての役割から解放され、道具を作ったり使ったりして作業するための「手」として使われるようになりました。
今から約600万年前より以前だと言われています。
「つかむ」「持つ」「にぎる」「つまむ」「両手で道具を操作する」といった細かな手の動きができるのは人だけです。
特に、母指とそのほかの指の対向性によって「つかむ」「つまむ」といった、巧緻性な動きが可能であることが人の手の特徴の一つです。
そして、手を使うことで人の脳はほかの動物に比べて飛躍的に大きくなりました。
つまり、手の解放こそ人が進化するきっかけになったという事です。
手の痛みの原因と日常生活との関係性
加齢による手の痛みの原因として先ほど説明した通り、手の構造は複雑になっており痛めやすいです。
物を掴んで持ち上げたり、手を捻ったりする動作を繰り返すと、手に存在する腱や腱の動きを滑らかにする腱鞘(けんしょう)がこすれて、腱鞘炎などの関節周囲の炎症が起こったりします。
母指の付け根の筋肉が衰えて委縮することで神経が圧迫されてしびれが出たりします。
家事を通して同様の動作を繰り返す機会が多く(例えば雑巾を絞るなど)、家事などをしている主婦に発症することも稀ではありません。
一般的には加齢とともに腱が傷んで起こるとされていますが、原因について正確にはわかっていないのが現状です。
一般的な治療法
一般的に、病院ではまず身体所見・レントゲン・超音波機器(エコー)・必要に応じて連携機関でMRIやCT撮影を行い痛みの原因を正確に診断していきます。
日常生活の動作が原因であった場合は、普段の生活や薬の服用に関するアドバイスで症状改善を目指していきます。
痛みが強い方には、エコーを用いたブロック注射(関節内注射や腱鞘内注射など)も行っている。
他には、安静にしたりして炎症が引くのを待ったりする。
当店の施術法
当店では、まず手が痛くなった原因・日常生活との関連性・どの動きで痛いのか・ゴールの目標設定などを行います。
その後、身体全体を検査していきます。
手肩改善センターでは、手の痛みの場合手が痛くなる身体の使い方などを行っているケースが多いです。
手だけを治療するのではなく先に身体全体の硬さや歪みを検査し見つけることで、手だけではなく全体的に身体が良くなるので自然治癒力が上がります。
それと、施術でも先に身体全体をおこなっていきます。
先に身体全体を行うことで身体の循環を良くすることができるからです。
循環が悪くなると、人が持っている自然治癒力が低下してしまい、自分で治すことができなくなってしまいます。
なので、先に身体の循環を良くすることで、治りやすい身体づくりができますので施術の効果もしっかり出てきます。
整骨院や病院・マッサージだと痛くなっている部分しか触らないので、他の硬いところや歪みが残ってしまいその結果、施術自体の効果も薄くなり自然治癒力も低下してしまいます。
まとめ
手の痛みについてここまで話してきましたがいかがだったでしょうか?
最近では、若い人でもなる方が増えてきて、いざその症状になると痛みの個人差はありますが、日常生活に支障が出てしまいます。
このブログを読んで興味を持ってもらえたら幸いです。
是非一度、ご利用されてみてはいかがでしょうか。